スタンスとまとめ

基本的には私は、ウェブの理念だとか、はたしてリンク自由な世界とそうでない世界はどちらが全体の利益になるか?など諸々の理由からリンク自由派ですが、そうした面を捨て、できる限り無断リンク禁止派に妥協して書いてみたのが例の文章です。あれで妥協しているのかと無断リンク禁止派は思うかもしれませんが、本当にできる限りの妥協です。

今までも、無断リンク禁止派へ「技術的にリンクを制限すれば?」とか「命令ではなくお願いとして書けば?」などの妥協的な提案が行われてきましたが、そうした提案は 無断リンク禁止派個人個人が行うべき事の提案でした。それに対して、あの文章の主題は無断リンク禁止派全体が行うべき事の提案であり、要約すれば

「せめてこれくらいの事をしないと、あなたがたの望む世界は手に入りませんよ?」

という事であって、逆に言えば

「これくらいの事もしないうちは、無断リンクされても文句は言えないぞ。」

という事です。

「じゃあ、それをやったらリンクポリシーを守るのか?」という話ですが、例の文章の最後で「そうなったならば、そうした意見に同調してもいいと思いますよ。」などと書いたものの、実際のところ、どうせそんな事やらないだろうと思っているから適当に言っている面があります。だって技術的なリンク制限だって面倒くさがってやらない人たちが殆どですし。個人レベルでは行動するかもしれませんが、全体での行動を起こせるとは思えません。

無断リンク禁止派が行動を起こさない限り(そして恐らくそれは永遠に行われない。)、私はリンクポリシーを無視する口実を得たわけです。もちろん、リンクポリシーに法的拘束力なんて無いんですから そんな口実必要ないっちゃないんですけども。